いわゆる「体にいい食べ物」を漢方目線で再チェックしよう!

あなたには、普段から健康のために気をつけて食べるようにしている食べ物はありますか?何か持病のある方は当然のことでしょうが、そうでない方であっても「これは体にいいから」と積極的に食べるようにしているものが幾つかあるはずです。例えば海藻やレバーなど、本人にとって苦手なものでも、健康の為だからと頑張って食べている方を目にすることがありますよね。その中でも果物は、一般に誰であっても体にいいと信じているもののひとつでしょう。

しかし実は果物は、漢方ではその殆どが体を冷やす食べ物に分類されています。体を温めるタイプの果物としては、りんごや梅、ぶどうの他、プルーンなどの乾燥果物だけです。最近はスーパーでも手に入りやすくなった、美味しい生のトロピカルフルーツは、全て体を冷やすタイプの果物なんですよ。また缶詰の果物や果汁のジュースも、全て体を冷やしますので気をつけてくださいね。暑い時期に適度に摂るのはいいのですが、食べ過ぎはよくありません。

特にみかんは、最近は抗がん効果の期待できる物質が発見されたとかでその価値が大いに見直されていますから、もとよりみかん好きの人は遠慮なく食べまくっているかもしれませんね。でもみかんも、漢方では体を冷やす果物のひとつなんですよ。みかんは気温が低くなってから本格的なシーズンを迎えますから、特に身体の冷えには気をつけたいところです。

ただしみかんの皮には薬効があり、陳皮といって漢方薬では有名ですから、体にいいというのは間違いではありません。そのため漢方の食養生を実践する人の中には、みかんを表皮ごと食べる人も居られるんですよ。もともと漢方には素材は丸ごと食べるべきだという考え方がありますから、その意味でもこれは理にかなっています。それに表皮ごとではどうしても沢山は食べれませんから、食べ過ぎのストッパーにもなりますよ。みかん中毒の方は、一度この「丸ごと食べ」を試してみてはいかがでしょうか。