元気の源は漢方だった!?中国の人がタフで健康な理由

漢方薬や漢方医学に興味のある方で、中国へ行ったことのある方は居られるでしょうか?中国は最近は一気に近代化が進み、その結果大気汚染など公害問題でも報道されることが多くなりました。また一時大きな話題となりましたが、中国産の加工食品や農産物の危険性の問題もまだ記憶に新しいところですよね。でも実際に中国へ行くと、地元の中国の方々がその中でも意外と健康に過ごしているのに驚かれる方が少なくありません。

これは中国の人が元々その土地で過ごしていて抵抗力があるからだとか、もともと頑健な民族なんだということで納得している方も多いのですが、本当にそうなのでしょうか?中国の方や、独自に発達させた韓医学を持つ韓国の方と一緒に仕事をしたことのある人に聞きますと、彼らは非常にタフで疲れ知らずだと言います。民族的なものも多少あるかもしれませんが、それよりも彼らに共通するのは、その食に対する考え方です。

私たちは、食べ物を嗜好性や栄養学的な興味で捉えることが殆どですが、漢方医学では医食同源という考え方が中心です。私たちもこの熟語くらいは誰でも知っていますが、残念ながら生活の中でそれを活かすまでには至っていません。日本にも、これとこれは同時に食べてはいけないとか、この時期にはこれを食べるべきだといった、食に関する先人の知恵は存在するのですが、今もそれを自然にスラスラ食卓で口にすることのできる方はどれだけ居るでしょうか?「土用の丑」なんて言葉も、最近はスーパーのチラシくらいでしかお目にかからなくなっています。

でも中国や韓国の方は、今でも自然にそのような食材に関する知識が身に付いています。これは何々に効くとか、これは身体に悪いといったことをよく知っていて、生活の中で実際に実践しているんですよ。そのための努力は欠かしませんから、普段から特に意識せずとも自然に食養生ができているんですね。

これが頑健な身体をつくり、ちょっとしたことにも耐えられるよう、免疫力や抵抗力を強めていると考えられるんです。また身体さえフルに機能していれば、悪いものが入ってきたところでそれを排除する力も働きますから、環境が悪くなったり良くないものを食べた途端に体調を崩すということもないという訳です。薬やサプリメントに頼らず、毎日の食生活で培われた底力のあるパワーは実に羨ましいですよね。食養生を心がけて、是非私たちも彼らの食に対する姿勢を見習いたいものです。