食べた後は出す方にも気を配ろう!漢方的全身管理とは

漢方医学では食べることも大切ですが、同様に排出も非常に重要視されています。排出というと消化器官からのものが思い浮かびますが、漢方ではそれだけでなく、身体にとって具合の悪いものを外に出すことが、健康を維持するにはとても大切だと考えられています。身体にとっていいものを取り入れて、悪いものは排出する、これが自然な治癒の基本だと言えます。

排便や排尿を促す作用のある食材もありますが、食養生で身体が整って元気になれば、身体の自然な排出機能も回復します。悪いものが入っても身体がその都度しっかり排出してくれるのならば、こんなに心強いことはありませんよね。普段より食に気をつけていれば、身体はこんなに素晴らしい働きをしてくれるんですよ。特に排出ということを意識しなくても、食養生を心がけるだけでこのような自然の回復力を得ることができるんです。

この排出は、排便だけでなく排尿、発汗、鼻耳や喉からの浸出物なども含まれます。漢方薬の作用では、一時的に浸出物が増えても、それは悪いものを排出している為で心配はないということもあるようです。ただしこれは漢方医の元で病気治療をしている時のことで、一般には食事などで発汗や排便、排尿を正常に戻すことと、身体の回復力をアップすることを目標にしましょう。

排出といえば意外と悩んでいる方が多いのは、やはり便秘でしょう。朝早く仕事に出る方は、ギリギリまで寝ていて時間もなく急いでいると、排便のタイミングを失ってしまいますよね。身体の中に老廃物を貯め込んでいることは、もちろん漢方の立場からも大問題です。様々な観点から便秘を解消する食材が考えられますので、積極的に摂るようにしましょう。

まず便の量を増やすという意味の食物繊維として、キノコ類があげられます。今は市販のキノコの種類も多様になってきました。味見を兼ねて珍しいキノコを食卓に載せてみてはいかがでしょうか。便秘をしていると健康な回復機能の妨げになりますから、なるだけ早く解消して、その後も規則的な排便が続くよう、食養生は継続するようにしたいものです。