毎日が外食ランチなんだけど?漢方的リペア術にお任せ!

漢方の知識があっても、日々の生活の中でそれを実行できなければ意味がありません。でも食養生は毎日3度3度のことですから、無理のない範囲で長く続けていくことも大切です。それがいかに理想的な食養生であっても、余りに厳しいのでは実生活には不適当ですよね。それを維持する為のコストや精神的ストレスが多大では、健康法としても本末転倒と言わざるを得ません。

現実には「身体のことを考えればもっと野菜が食べたいんだけどな」なんて思いながら、コンビニ弁当やファストフードを食べざるを得ないこともあるでしょう。そんなときにも、プラスアルファで理想的な食に近づける方法を知っておけば安心ですよ。昼食にバランスを期待できない場合も、朝や夜の食事で補えば問題はありません。

ただし自分ではバランスをとったつもりが、漢方的にはさほど効果のない場合もあります。例えばお昼のコンビニ弁当が野菜不足だからといって、生野菜のサラダを追加する方がいます。これでバッチリと思うかもしれませんが、実は生野菜は嵩が高いので思ったより量が摂れないだけでなく、生食では身体を冷やすことになってしまいます。その上ドレッシングの油分や塩分の弊害もあって、あまり満足できるサイドメニューとは言えません。

これならば外で無理をして野菜をとるよりも、帰ってから自宅で調理した煮物を食べる方が漢方的にはむしろベターです。煮物や温野菜を多い目に作り置きしておき、夜のメニューに必ず一品つけるようにしておきましょう。これで昼食分のカバーができます。

また独身の方などは少しでも長く寝ていたいからと、朝食は抜きにする人も少なくありませんよね。しかし食事の回数を3回以上にすると、病気になる確率がグンと減ってくるいう研究結果も出ています。病気を防ぐ貴重な食事の機会ですから、なるだけ抜かないようにしたいものですね。こんな忙しい方の朝用のメニューとしては、野菜スープの作り置きがお薦めですよ。キャベツやニンジン、タマネギやダイコンなど、残り野菜を出汁やブイヨンでさっと煮ておけば、冷蔵庫保存で数日間は大丈夫です。

温め直す際に、ウィンナーやベーコン、卵などを加えてアレンジしてもいいですね。身体が冷えている時にはショウガ汁を加えるなど、漢方レシピを追加してその効果の程を自分の身体で確かめてみてください。野菜にはそれぞれ薬効がありますから、体調や季節に合わせて工夫してみましょう。たったこれだけのことでも、漢方の養生食の実践レベルとしてはなかなかのものだと言えますよ。